森本さんとの出会い

 

 

恋愛下手、奥手、全てが当てはまる私は

高校生の頃一度だけ流れに任せて付き合った人

しか恋愛経験がない

 

 

 

 

 

「え、彼氏いないの!?」

 

「いい人が見つかんないんだよね〜、、笑」

 

私の恋愛事情を知っている唯一の友達、みわ

彼女は既に結婚していていつも私を気にかけている

 

「ほんと、気づいたらババアになるよ!?」

 

「え、、まだ22なんだけど、」

 

「あんた、22って世の中ではおばさんだよ?」

 

「嘘、、、」

 

「うん、嘘」

 

気にかけてくれているのか馬鹿にしているのか

分からないけど週3で会っていつもこの話になる

彼女はいつも目を見開いて

机が倒れるんじゃないかと思うぐらい騒ぐ

 

「そうだ、」

 

「ん?」

 

「いや、そう言えばいい人がいんのよ」

 

「もういいって〜、」

 

高校生の時、いい人がいると言ってオススメしてきた人があの先輩だった

 

「いや違うのよ、あのたなk …」

 

「あ〜!やめて!名前言わないで!」

 

「ごめんごめん笑 あの人みたいな人じゃないから」

 

「いやでも …」

 

「一回だけ会ってみようよ、ね?一回だけ!」

 

「ん〜…」

 

「ほら!私もついていくから!」

 

「まぁみわがくるなら …」

 

「よし決定〜!またLINEするね!」

 

「え、どこ行くの?」

 

「今から旦那様とおデートなのよ」

 

「そうなのね、笑」

 

「じゃね〜」

 

 

正直、嫌な予感しかしない

先輩、田中先輩、いい人だったけど合わなかった

 

 

みわの紹介してくれる彼は

私の6歲年上の28歳の男性で

彼も彼女がしばらくいなく、寂しくしているらしい

みわが知り合ったのは彼が彼女の旦那様の友達らしく先にオススメな人がいると言ってしまっている

らしい、、。

 

 

 

そういって、迎えた当日。